病害虫対策

ブルーベリーは他の果樹と比較すれば、病害虫対策は少ないと言われていますが、日頃の観察は欠かせません。
目を離していると、葉っぱが食害にあって無くなっています。
相野屋ファームにおける病害虫対策事例を紹介します。


2014年9月7日
さび病です。
ブルーチップだけに発生しています。
毎年気になっていましたが対策しないで過ごしていました。
「ブルーベリー大図鑑」にも記載されていますが、ブルーチップ特有の症状です。
ネットで調べましたが、登録農薬の「キャプタン・有機銅水和剤」が使えそうです。

2014年9月7日
病気ではありません、葉焼けです。
症状はかなり進んでいますが、チッソ不足ですので、硫安を施しました。

2014年9月7日
葉が枯れそうな状態です。
根腐れが原因のようです。水はけを良くするような対策が必要です。

2014年1月20日
イラガの幼虫です。
堅い殻の中に入っています。
冬の剪定の時期に見つけて退治しておく事が大切です。
夏に成虫となりますが、刺されると大変痛いです。

2014年1月16日
カイガラムシの幼虫です。
白く丸い形の物です。中に幼虫が入っています。
剪定の時期に潰しておくことが大切です。

2013年3月20日
すす病の枝(中央の枝)です。
右側の枝は正常な枝です。中央の枝で黒くなっている部分がすす病です。
カッターナイフでこすれば取れますが大変な作業です。
原因はアブラムシ、カイガラムシの排泄物です。よって対策は、これらの害虫を駆除することですが、高温多湿の環境ではアブラムシが発生し易いため、環境改善も必要です。
私の経験ではブルーベリーの品種で多少の違いがあり、高温多湿環境で、ハイブッシュ系品種の中にすす病になり易い物があります。

2012年7月14日
イラガの成虫です。
これに刺されるとすごく痛いです。
集団で発生していますので、周りも注意深く見てすべて潰して下さい。背抜きのゴム手袋を使えば大丈夫です。

2012年6月12日
ミノムシです。
ケムシの次に多く見かける虫です。
圃場を見回り点検していますと、ケムシとミノムシは必ずいます。
手でつまんで潰すしかありません。

2011年8月4日
病気ではありません。クロロシスです。
真夏に葉が赤くなる症状で、土壌のPHが上がっている状態です。
硫安を少し施肥するだけで改善されました。

2011年7月1日
斑点病のような症状です。下伊那農業改良普及センターにご指導頂き、ストロビードライフロアブルを散布しました結果、10日間位で効果が表れ対策することができました。
この症状が現れた品種は南部ハイブッシュのニューハノーバだけです。

2011年7月1日
シャクトリムシです。
写真中央に斜めに映っており、葉を食べている最中です。
左の葉は食べられた後です。
対策は、手で取って潰すしかありません。

2011年7月11日
コガネムシです。
葉っぱを食べています。
奇麗な虫ですが、潰します。

2011年7月11日
テントウムシです。
葉っぱを食べられます。七星テントウムシは益虫ですが、このテントウムシは潰します。

2011年7月11日
ケムシです。
一番多く見かける害虫です。
すぐに手でつまみ潰します。私は、いつも背抜きのゴム手袋を着用していますので安心です。

2011年7月11日
アブラムシです。
見にくいですが、中央の枝の部分に黒く付いています。
対策は、牛乳を薄めて吹き付けるようにしています。